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あらちかじゃすてぃす!

何か大切なことをたしかめるように読んでいた。anan読書感想文

 

 

 自担はブルベ冬だと信じて疑わない昨今。黒のアウターが引き締める顔の凛々しさに惚れ惚れしてしまう。その一方でブルベ冬のビビットかつ鮮やかな映えを容赦なく殺すベージュのニット、顔周りのぼやけた空気感が宮近くんのふわふわとした柔らかい雰囲気とベストマッチしてしまい、うっかり呼吸をするのを忘れてしまいました。顔が…、良い。

 

 

 

 そして、ちらと横目にみるテキストの小見出し

「僕は今まで自分がやってきたことに自信を持っている」


 まるで羽生結弦のようなことを言う宮近くんがいた。

 そんなインタビューの記事を読んで、


 

𝚜𝚎𝚊 on Twitter: "やっぱり宮近くんが自分たちのステージを信じる力はすごい。"
 
とか

 

𝚜𝚎𝚊 on Twitter: "ただただ、宮近くんにはいつも心のコンパスを信じて欲しいと願っていて。きっと宮近くんの選択が、その時々の最善になるし、最善にする努力をするひとだろうなとも思う。"


 そんなふうに、改めて思った。

 


 ここ最近、虎者という舞台の宣伝に引っ張られるようにして、雑誌ラッシュ(メディアラッシュ)が続いている。追えないなんて嬉しい悲鳴。

 そして夏以降、それまで数えるほどしか言ってこなかった“デビュー”という言葉をたくさんみるようになってしばらく経つ気がするが、もうすぐ3か月。あの日を境に、インタビューでもたくさん聞かれるようにもなったのかな。今もこれからもしばらくその真っ只中にいる状況が続くのだろうか。

 ところで宮近くん、つべの素顔4インタビューでは「残酷さもエンターテイメントになる」って名言を決め込んでいたけれど。負けず嫌いでどこか天邪鬼、そんな風にもみえた。やはりタダでは起きない。

( 京本会でもある宮近くんのことだから、どこかでずっとこの日がくることは想像していただろうなって思うし。どう見てもトラジャより勢いのある2グループの動きに、冷静に心の準備は出来ていたんだろうな、とかも思うけど。)

 

逆にここで「もっと頑張らなきゃ」みたいになったら、今までの自分たちを否定することになる。僕は今まで自分がやってきたことに自信を持っているし、ここでデビューで出来なかったことが悪いことだとも思っていません。 (anan No.2174 より引用)


 そもそもトラジャがデビュー出来る立場にあるとあまり思っていなかったので、デビュー出来なかったのは悪いことだとかも全然思わないのだけど。てか、誰だよそんな追い詰めるようなこと言ったやついるのか?る????(おこるな)。

 

 かつて自分にも、それまでの過去を否定したくない、みたいな感覚ってあったな…って思い出して。宮近くんのとは少し違うと思うけど。「今の状況を肯定することが、過去の否定になる訳じゃないんだよ。」っていうのは松松加入のときに思ったこと。

 当時、新しい風が入ってきて、それを肯定する気持ちと、一緒に頑張ろうとするベクトルと。そして、分かりやすくガラリと変わった景色に戸惑うのもまた正直な気持ちだった。今度は、TravisJapanの内部事情じゃなくて、周りの景色が一変した訳だけど。

 

 わたしはあのドームを経て、デビューという目標へ、分かりやすくスイッチが入った感じに未だ違和感を覚えることがある。前向きなベクトルを感じる一方で、急加速しているような気持ちになってしまってこわい。誰がどうだからとかいう話じゃなくて、青天の霹靂でこんなにも気持ちが動くんだなって思う、不思議なくらいに。どこかで誰かに操作されているような気さえする。物事は捉えようだからむずい。

 せつなくてくやしくもあるけど、今一度顔をあげたTravisJapanのひたむきでキラキラした姿に引っ張られているのも事実だ。今の7人になってから、今が1番かっこいいよ。

 

 そんな中でも宮近くんは、今の追い風、前向きなベクトルを肯定しつつもブレてないし、良い意味でどっしり構えていて何も変わってない。どこかでそう感じていたのは間違いじゃなかったんだなと思って嬉しくなった。何か大きな力に流されるようにして変わって欲しくなかった部分がそこ。

 宮近くんのトラジャへのプライドをびしびし感じるし。いわばTravisJapanという大切なナワバリ、そこを傷つけられるなんてたまったもんじゃないよなとも思う。宮近くんがある意味でブレないことで、TravisJapanを守っているようにもみえるし、結果としてメンバーの、そしてそのファンの気持ちの支えになってるんじゃないかなぁ… あんまりリーダーっていうの好まないけど、彼がリーダータイガーと称される所以がたしかに分かる気がする。

 

 残酷さもエンターテイメントになる、エンターテイメントを受け取る側としてもそう思う。だけど、製作側がエンターテイメント性を高めるために誰かを傷つけていいとはやっぱり思えない。

 

もちろん、悔しさをバネにして仕事に対してより強い気持ちでぶつかっていかないといけないとは思うけど、今までのやり方を変えるつもりはないです、少なくとも僕は。これまでの自分たちを正解にするためにも、その信念は貫いていかないとな、と思います。(anan No.2174 より引用)

 

 今までのやり方=目の前にあることに堅実に、謙虚に向き合うこと、何より楽しむことって解釈をした。

 

 地に足がついてるこの言葉に、この人なら大丈夫だと安心した。長いものには巻かれていかなければならないことも、重々承知の上だろう。

 

 そして彼のつくるエンターテイメントにおいて、みえているものはきっと全部、正解。

 

 でも、そんなドラマチックに歩ける人たちばかりではない。残酷だったとしても、道無き道でも、みんなで光照らす道を今、懸命に歩いているからそう言えるのだと思う。きっとたくさん感謝しながら。

 

 正解にしていくのも自分たち、そう教えてくれたのはジャニーさんなのだろうか。宮近くんが今まで歩いてきた道のりの中で、体得してきた感覚でもあるんだろうな。

 


「今はエンターテイナーだよ」

 


これからも、宮近くんらしくいて。

 


おわり